【休日特別編】個人的にお盆になると毎年見たくなる映画のご紹介。【異人たちとの夏】
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ども。coltです。
いつも読んでいただきありがとうございます😊
* 注意!!
最初に言ってしまうと、今回はモンストの事は書きません。申し訳ありません。
また次回からはしっかりモンストの記事書きますので何とぞご容赦ください。
お盆ですね。
お盆休みくらいは静かに家族や親戚と過ごしたいところなんですが、今年は世の中的に色々ありますので、いつも通りのお盆休みとはいかないのではないでしょうか?
今回はお盆休み中という事でまたまた【連休特別企画】と題して雑談のコーナーの拡大版をお送りしたいと思います。
えー。今回何を書くかというと、『僕がお盆になると見たくなる映画』のご紹介をしたいと思います。
まず、初めに言っておきますと、僕のいつものブログのテイストとちょっと違ってくると思います。
僕の独り語りになりますので、つまらないと感じましたら読み飛ばしていただいて結構です🙇♂️
【休日特別編】僕がお盆になるとなんとなく見たくなる映画。
前書き。
唐突ですが、僕には毎年、お盆のこの時期になるとふと思い出して見たくなる映画があります。
少し古い作品だし、凄く有名ってわけでもない、多分作品名も知らない人も多いかもしれない映画なんですけど、僕にとってはこれから先もきっと人生の節目の時に振り返ってもう一度見たくなるような家族写真のアルバムみたいな作品なんです。
気になるタイトルはこちら。
異人たちとの夏/ 大林宣彦 監督作品
公開日 1988年9月15日
始めに言っておきますと、この映画は僕の今まで見た邦画の中でも三本の指に入る屈指の名作だと思っています。(三本しか見てないってオチではないです😅)
この『異人たちとの夏』ですが、初めて見たのは確か小学校の高学年くらいの時で金曜ロードショーだったんじゃないかなって思うんです。記憶が曖昧でうろ覚えなんですが。
その時の印象は確かラストあたりからしか見ていなくて、メチャクチャ恐ろしかったイメージでした。
ラストに向かうシーンではちょっとトラウマになりかけたくらいインパクトのある映像だったので、成人して改めて見返すまでこの映画は「ホラー映画」と捉えていたくらいでした。
監督さんは?
この『異人たちとの夏』を撮影された監督は
大林宣彦(おおばやし のぶひこ)さんです。
大林監督の事はもう映画界では超有名な方なので知らない人はいないかもしれませんね。
今年2020年の4月に82歳で惜しまれつつ、この世を去りました。
僕は失礼ながら、大林監督の作品はこの『異人たちとの夏』以外見たことありません。
ですので、大林監督の作品群について詳細に語る事はできません。
他の作品も見てみたいとは思うのですが、僕の中でどうしても「『異人たちとの夏』が最高傑作であって欲しい」という身勝手な想いがあって、敢えて大林作品を見ないように避けている次第です。
それくらいこの映画の存在が僕にとって大切なものになっています。
『異人たちとの夏』出演者
ストーリーに関してはあまり語らないようにしたいと思います。
もし、機会があればぜひとも見て欲しいので、ネタバレは極力避けたいためです。
というか、30年以上前の作品なので、多くの映画まとめサイトや映画レビューサイトなどで詳細にストーリーが載っていますので、それらを参考にしていただいた方が分かりやすいと思います。
ここでは物語の主要な登場人物だけ紹介しておきます。
主な登場人物
役名:俳優名(敬称略)
原田英雄(主人公): 風間杜夫
本作の主人公。40歳のシナリオライター。妻子と別れ、一人でマンションに暮らしている。
原田英吉(主人公の父): 片岡鶴太郎
英雄が12歳の時に交通事故で死別した父親。
英雄がフラッと立ち寄った演芸場で出会う。
原田房子(主人公の母):秋吉久美子
同じく12歳で死別した母親。
藤野桂(謎の美女):名取裕子
英雄と同じマンションの階下に住む謎の美女。
間宮一郎(主人公の友人):永島敏行
英雄の仕事仲間。プライベートでも親交が深い。
主要なキャストはだいたいこんな感じです。
このメンバーを中心に物語が進んでいきます。
大まかなあらすじ
先に書いたようにあまりネタバレすると盛り下がってしまうので、書きたくはないのです。
…ですが、いったいどういう物語なのか大まかなあらすじが分からないと興味も湧かないと思いますので、大まかなあらすじを書いておこうと思います。
異人たちとの夏
本作の主人公、原田英雄は壮年のシナリオライター。妻子とは別れ、一人マンション暮らしをする日々。
同じような毎日の繰り返しに疲れていたある夏の夜。同じマンションの階下に住む桂(ケイ)という女性が「一緒にシャンパンを飲まないか」と突然訪ねてくる。
しかし日々の孤独と仕事のストレスで苛ついていた事や、突然見知らぬ女性から声を掛けられた不審さから彼女を冷たく追い払ってしまう。
その数日後、たまたま仕事の都合で子供の頃に住んでいた浅草を訪れた英雄は、フラッと立ち寄った演芸場で12歳の時に交通事故で亡くなった父親にそっくりな男に声を掛けられる。
その男に招かれるままに家を訪ねると、そこには同じく交通事故で亡くなったはずの母親にそっくりの女性が現れるのだった…。
そこから異人たちとのひとときの夏の交流が始まる…。
こんな感じでしょうか。上手くまとめられてるか疑問ですが。
『異人たちとの夏』の僕なりの感想。
映画の内容について。
『異人』ってもうお分かりですよね。そう、『幽霊』のことです。
要するに幽霊たちとの一夏の交流を描いた作品なんです。
僕はこの映画をどのジャンルで紹介すれば良いのか正直ものすごく悩みます。
ヒューマンドラマでもあり、ミステリーものでもあり、最後はホラーものでもある。
一つのジャンルとしてまとめるには少々無理があるんですよね。
だから敢えてジャンルレスで余計な情報は入れずに見て欲しいと思います。(僕のこの記事が余計な情報かもしれませんが)
大林作品のファンの方の中には最後のホラー要素が『蛇足』と言われていて、「あれさえ無ければ…」なんて言われてたりするんですが…。
僕はあのホラー部分が子供心に度肝を抜かれたし、あの部分が無ければ映画のエンターテインメント性が失われてしまって、結局、ストーリー的に起伏の少ないつまらない映画になってしまっていたんじゃないかなと思います。
登場人物について。
主人公役の風間杜夫さんや母親役の秋吉久美子さんも素晴らしい演技なんですが、やはり僕の中で一番印象深いのは…。
主人公の父親役を演じられた片岡鶴太郎さんです。
僕がこの映画を忘れられない理由は実はココにあって、この映画で演じられた鶴太郎さんの姿や立ち振る舞いが僕の亡くなった父親にそっくりだったんです。
顔はもちろん似てないんですけど、何というか江戸っ子で気風の良い感じ(父は東京人では無いですが)や不器用な優しさが垣間見えるところがどことなく父と共通している部分があって、勝手に鶴太郎さんと僕の父親の面影を重ねて見ていました。
なので、僕がお盆にこの映画が無性に見たくなるのはきっとこのせいなんだと思います。
ちなみに鶴太郎さんはこの映画での演技が認められて、1989年の日本アカデミー賞では最優秀助演男優賞を受賞しています。
あと、謎の美女【ケイ】役の
名取裕子さんも妖艶で人を惑わす『魔女』って感じがピッタリハマってます。
一応、見ようと思っている方に先に言っておきますが、風間さんと名取さんの濃厚なベッドシーンもあるので、男性にはありがたい(?)ですが、ご家族で見る時にはちょっと沈黙の時間が生まれてしまうかもしれませんのでご注意下さい。
まとめ
今回は【休日特別編】として、映画『異人たちとの夏』を紹介しました。
これは僕の勝手な想像なんですが…
きっと誰にだって『幽霊でも良いから一目逢いたい!!』って願う人が一人や二人いると思うんです。
もし、そう思った時に、『本当に逢えてしまったらどうなるんだろう?』という問いに対して大林監督なりの答えをこの作品に示してくれたように感じました。
僕は父の臨終の際には頭が真っ白になってしまってなかなか言葉が出てきませんでした。
なんとか絞り出して口に出せた言葉はただ一言。
『ありがとう』
だけ。
もし、僕が父の幽霊に会えたとしても多分、あの日のように『ありがとう』の一言しか言えないのだと思います。
僕自身も父のように死ぬ間際には誰かに『ありがとう』の一言を掛けてもらえるような生き方をせねばなぁとつくづく思うお盆の1日なのでした。
今回はここまで。
今回はお盆休みという事で特別にちょっとしんみりした話でまとめてみました。
辛気臭くてすみません。
明日からはまた通常運転でモンストの記事書いていきますね😆👊
最後まで付き合っていただいてありがとうございました😊
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